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こんな青春憧れる!懐かしさ感じる甘酸っぱいおすすめ青春小説10選!

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『青年は教えられることより刺激されることを欲するものである。』 by ゲーテ

 

 時は巻き戻りませんが、甘い記憶もちょっぴり苦い記憶も振り返れば良い思い出となっていることも多いと思います。

切なく、甘酸っぱく、ほろ苦く、キラキラと輝いている。

今回はそんな青春をテーマにしたおすすめ小説をご紹介して参ります!

 

 

 

 

 

『あと少し、もう少し』(新潮文庫)

あと少し、もう少し (新潮文庫)

あと少し、もう少し (新潮文庫)

 

 ザ・部活の青春小説!

 登場人物ひとりひとりがそれぞれの想いを込め、精一杯タスキを繋ぐ感動の駅伝ストーリーに思わず胸が熱くなる!

部員たちの個性も、どんどん感情移入してしまいます。

これぞ青春!という物語がお好きな方におすすめです!

 

陸上部の名物顧問が異動となり、代わりにやってきたのは頼りない美術教師。部長の桝井は、中学最後の駅伝大会に向けてメンバーを募り練習をはじめるが…。元いじめられっ子の設楽、不良の大田、頼みを断れないジロー、プライドの高い渡部、後輩の俊介。寄せ集めの6人は県大会出場を目指して、襷をつなぐ。あと少し、もう少し、みんなと走りたい。涙が止まらない、傑作青春小説。

 

 

『しずかな日々』(講談社文庫)

しずかな日々 (講談社文庫)

しずかな日々 (講談社文庫)

 

自然体ということばがとてもしっくりくる作品です。

「ぼく」がおじいさんの田舎で過ごした夏の記憶。

劇的なことなど中々ないかもしれないが、そんな人生こそ何より素晴らしいということに気づかせくれます。

昔ながらの田舎の風景の描写が多く描かれているので、子供の頃の懐かしさを感じたい方におすすめです。

 

 おじいさんの家で過ごした日々。それは、ぼくにとって唯一無二の帰る場所だ。ぼくは時おり、あの頃のことを丁寧に思い出す。ぼくはいつだって戻ることができる。あの、はじまりの夏に――。おとなになってゆく少年の姿をやさしくすこやかに描きあげ、野間児童文芸賞坪田譲治文学賞をダブル受賞した感動作。

 

 

『星のかけら』(新潮文庫)

星のかけら (新潮文庫)

星のかけら (新潮文庫)

 

いじめに苦しむ 小学6年生のユウキは、どんなことがあっても耐えることができるようになるお守り「星のかけら」を探しに行った夜、不思議な少女と出会う。

大人になる途中の少年の青春を描いています。

 約230ページと短めの作品ですが、命の尊さや生きることの意味を考えさせられる深い物語。もともとは児童向けとして発表された作品ですが、その内容は子どもはもちろん大人にも難しい命という深い問いを読者に投げかけているようです。

 

それを持っていれば、どんなにキツいことがあっても耐えられるというお守り「星のかけら」。ウワサでは、誰かが亡くなった交通事故現場に落ちているらしい。いじめにあっている小学六年生のユウキは、星のかけらを探しにいった夜、不思議な女の子、フミちゃんに出会う――。生きるって、死ぬって、一体どういうこと? 命の意味に触れ、少しずつおとなに近づいていく少年たちの物語。

 

 

『14歳の水平線』(双葉文庫)

14歳の水平線 (双葉文庫)

14歳の水平線 (双葉文庫)

 

14歳という最も多感な時期の少年を描いた物語。

14歳の息子とかつて14歳だった父親。

夏の沖縄を舞台に、現在と過去を行き来するストーリー展開は1秒たりとも読者を飽きさせず、感動の結末へと導いてくれます!

家族愛を描いた作品に惹かれる方には是非おすすめしたい一冊です。

 

夏休み、征人は息子の加奈太を誘い、故郷の島にやってきた。
征人はたちまち30年前の日々に引き戻され、加奈太はキャンプに参加する。
飛び込みに熱中し、ケンカで殴り合い、自意識を持てあまし、
初恋に身を焦がし、友情を知り、身近な死に直面する……。
思春期の少年が、心身すべてで感じとったものを余すことなく描いた成長物語。

 

 

『DIVE‼』(角川文庫)

DIVE!! 上 (角川文庫)

DIVE!! 上 (角川文庫)

 

 上下巻の2部構成。

飛び込みという水泳種目はほとんどの方が馴染みのない競技であると思いますが、この「DIVE‼」ではそんな方でも読み始めれば飛び込みに対してどんどん興味が湧いてくる!

その理由は恐らく、リアリティと迫力溢れる描写と青春時代真っ只中の少年たちの一途で熱い想いが存分に描かれているからだと思います。

スポーツをテーマにした青春小説がお好きな方には特におすすめです!

 

オリンピック出場をかけて、少年たちの熱く長い闘いがはじまる!

高さ10メートルから時速60キロで飛び込み、技の正確さと美しさを競うダイビング。赤字経営のクラブ存続の条件はなんとオリンピック出場だった。少年たちの長く熱い夏が始まる。小学館児童出版文化賞受賞作!

 

 

サマータイム』(新潮文庫)

サマータイム (新潮文庫)

サマータイム (新潮文庫)

 

 3人の少年少女の視点から語られる物語。

10代半ばの登場人物たちの成長過程が丁寧に描かれています。

佐藤多佳子さんの作品は物語全体が明るく爽やかな雰囲気に仕上がっていて、読んでいてとても清々しい気持ちになります。

明るさ爽やかさに富んだ作品がお好きな方におすすめです。

 

 佳奈が十二で、ぼくが十一だった夏。どしゃ降りの雨のプール、じたばたもがくような、不思議な泳ぎをする彼に、ぼくは出会った。左腕と父親を失った代わりに、大人びた雰囲気を身につけた彼。そして、ぼくと佳奈。たがいに感電する、不思議な図形。友情じゃなく、もっと特別ななにか。ひりひりして、でも眩しい、あの夏。他者という世界を、素手で発見する一瞬のきらめき。鮮烈なデビュー作。

 

 

『ランナー』(幻冬舎文庫)

ランナー (幻冬舎文庫)

ランナー (幻冬舎文庫)

 

「バッテリー」で一躍有名になったあさのあつこさんが描く青春小説。

本作は野球ではなく陸上競技を描いていますが、あさのあつこさん特有の綺麗な文体とスラスラと読めるスムーズなストーリー展開は一度読み始めると止められません。

複雑な家庭環境のもとで育つ主人公が直面する困難とそれを乗り越える姿は読者に生きるエネルギーを与えてくれる、そんな作品です。

 

 長距離走者として将来を嘱望された高校一年生の碧李は、家庭の事情から陸上部を退部しようとする。だがそれは、一度レースで負けただけで、走ることが恐怖となってしまった自分への言い訳にすぎなかった。逃げたままでは前に進めない。碧李は再びスタートラインを目指そうとする―。少年の焦燥と躍動する姿を描いた、青春小説の新たなる傑作。

 

 

『エイジ』(新潮文庫)

エイジ (新潮文庫)

エイジ (新潮文庫)

 

中学2年生のエイジの成長をエイジの揺れ動く想いとともに描いた物語。

この作品は、青春とは必ずしも明るく華やかで美しいものばかりではない、と訴えかけてくるようです。

中学2年生という際どい時期を生きる少年の苦悩は大人にはなかなか分からない。

思春期のお子様がいらっしゃる親御様にはぜひおすすめさせていただきたい一冊です。

 

ぼくの名前はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった――。その日から、何かがわからなくなった。ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?……家族や友だち、好きになった女子への思いに揺れながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。

 

 

 『どんまいっ!』(幻冬舎文庫)

どんまいっ! (幻冬舎文庫)

どんまいっ! (幻冬舎文庫)

 

 気の合う仲間と一見くだらないと思うようなことで笑いあうことの幸せ、平凡な日常の大切さを再確認できる作品。

力を抜いて青春時代を生きる3人の男たちから人生の楽しみ方を学べるようです。

日々の生活で頑張りすぎて、ちょっと肩の力を抜きたいという方におすすめです。

 

青春——。それは人生のなかで最も輝かしく希望に満ちた頃。でもキラキラしていなくったって青春なのだ!ラクダ顔のくせにイチ早く童貞を捨てたキャメル。年上の風俗嬢にハマったマッハ。初めての彼女と付き合い続けるゲイリー。それぞれに、人生の岐路はやってきて……。くだらなくも幸せな男たちの日々を鮮やかに描写した青春群像劇の傑作。

 

 

『島はぼくらと』(講談社文庫)

島はぼくらと (講談社文庫)

島はぼくらと (講談社文庫)

瀬戸内海のとある島で高校生活を過ごすこの4人は島で唯一の同級生。

卒業まで島で過ごす時間は4人にとってかけがえのない時間となっていく。

真っ直ぐで純粋な友情をテーマにした作品がお好きな方には是非おすすめです

 

17歳。卒業までは一緒にいよう。
この島の別れの言葉は「行ってきます」。
きっと「おかえり」が待っているから。

瀬戸内海に浮かぶ島、冴島。朱里、衣花、源樹、新の四人は島の唯一の同級生。フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出る。ある日、四人は冴島に「幻の脚本」を探しにきたという見知らぬ青年に声をかけられる。淡い恋と友情、大人たちの覚悟。旅立ちの日はもうすぐ。別れるときは笑顔でいよう。

大人も子供も一生青春宣言!辻村深月の新たな代表作。

 

 

最後に

今回は、甘酸っぱい青春をテーマにした作品をご紹介して参りました。

一生懸命成長していく10代の彼らからは人生で本当に大切なものが何かを学べるような気がします。

今回の記事が、みなさまの次の一冊を選ぶ際の参考になれば幸いです。

もしお役に立てましたら、みなさまのコメントお待ちしております( '▽')>

 

 

 

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