本と珈琲と雨の音

コーヒーを飲みながら本を読むことが大好きな当ブログの管理人が主におすすめの小説を紹介するブログ。

猫好き必見!猫が出てくる癒しのおすすめ小説7選!

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猫。ニャー

 

いやぁ、本当可愛いですよね~猫って・・・。

 

可愛い猫がそばで寝ている状況でゆっくり小説なんか読めたら最高ですね・・・。

 

ということで今回は、作中に「猫」が登場する作品の中からストーリーも面白い小説を厳選してご紹介して参ります!

猫好きな方は是非ご覧ににゃっていってください(='▽'=)ニャー

 

 

『書店猫ハムレットの跳躍』(創元推理文庫
書店猫ハムレットの跳躍 (創元推理文庫)

書店猫ハムレットの跳躍 (創元推理文庫)

 

 ニューヨークの書店を舞台に黒猫探偵ハムレットが数々の謎を解き明かしていくハートフルミステリー。

ニューヨーク×書店×猫

いいですねぇ、おしゃれですねぇ。

このブログのタイトルよろしくコーヒーでも飲みながらゆったり読みたくなる、そんな一冊です。

 

ニューヨーク、ブルックリンの書店を大叔母から相続した、三十代半ばのダーラ。堂々と書棚を徘徊し、緑色の目で冷たく客を睥睨する黒猫ハムレットが店のマスコットだ。ある日、ダーラは近所の工事現場で常連客の死体を発見してしまう。その脇には動物の足跡が。最近、夜に外を出歩いているらしいハムレットのものなのか?名探偵猫ハムレット登場の、コージー・ミステリ第一弾。

 

『ポテト・スープが大好きな猫』(講談社文庫)
ポテト・スープが大好きな猫 (講談社文庫)

ポテト・スープが大好きな猫 (講談社文庫)

 

 おじいさんと一匹の猫の物語。この作品は小説ではなく絵本で全56ページほどの内容ですが、少ないページの中に本当に色々なものがつまっているなと感じました。

 

猫はねずみを捕ることも魚を捕ることもなく、ただのんびりとおじいさんと暮らしている。そんなおじいさんと猫との生活が読む人にゆったりとした時間を感じさせる。

何かするわけでもないけれど、一緒にいるという幸せ。

おじいさんとこの猫との関係を感じていくうちに自然と温かな気持ちになれる、そんな不思議な物語です。

 

テキサスの田舎に、おじいさんと雌猫が住んでいました。ねずみも捕らず、のんびり暮らす猫の好物は、おじいさんが作るポテト・スープです。ある朝、なかなか起きない猫を残し、おじいさんが湖に魚釣りに出かけると…。気むずかしいけど通じ合える、そんな年取った雌猫の魅力に、あなたも浸ってみませんか。

 

 

『猫だまりの日々 猫小説アンソロジー』(集英社オレンジ文庫)
猫だまりの日々 猫小説アンソロジー (集英社オレンジ文庫)
 

 猫と”だれか”との交流を5作品収録した短編集。

全ての物語に猫が絡む猫好きにはたまらない一冊。

全224ページと比較的軽めなので一気に読めてしまいます。

心温まる猫と”だれか”の物語、ぜひ一読あれ。

 

仕事を失くした青年と、そんな青年の願いを叶えるべく彼のもとを訪れてきた猫との心温まる交流(椹野道流ハケン飯友」)
かつて飼っていた猫に会えるというウワサがある、ちょっと不思議なホテルにまつわる物語(谷瑞恵「白い花のホテル」)
猫飼い放題をうたう町で出会った、猫があまり得意じゃない彼女と彼のせつない恋(真堂樹「猫町クロニクル」)
猫が集まる縁結びの神社で起きた、恋と友情をめぐるアレコレ(梨沙「縁切りにゃんこの縁結び」)
後に猫へと生まれ変わり、妻に飼われることになった男の生活(一穂ミチ「神さまはそない優しない」)

オレンジ文庫の人気作家陣が描く、どこかにあるかもしれない猫と誰かの日々。
全五編を収録

 

『僕はモナミと、春に会う』(幻冬舎文庫)
僕とモナミと、春に会う (幻冬舎文庫)

僕とモナミと、春に会う (幻冬舎文庫)

 

 人とコミュニケーションを取ることが大の苦手だが、本当は心優しい高校生・翼はとある日の放課後、偶然入った奇妙なペットショップで一匹の美しい猫と出会う。

その美しい猫は翼に語り掛け、翼にはその猫の言葉が理解できる

翼はすぐにこの猫を飼うことにした。

「モナミ」と名付けられた一匹の猫と極度の人見知りの高校生・翼との出会いが翼を変えていく・・・。

この作品は猫が話すというファンタジー要素も強かったですが、読み終えた後の後味が良かったです。また、ほとんどの登場人物がとても優しく、読む人まで穏やかな気持ちになれると思います。

 

人と話すことが大の苦手な高校生の翼は、なぜか毎週水曜日に熱が出る。病院の帰り道、偶然立ち寄った奇妙なペットショップで猫を飼うことに。餌代を稼ぐため、その店でアルバイトを始めるが、対人恐怖症の翼は接客ができない。そんな彼の前に、原因不明の病を抱えた客が現れて…。愛猫の手を借りながら、翼はお客様を救うことができるのか。

 

 

『あたしの一生:猫のダルシ―の物語』(小学館文庫)
あたしの一生: 猫のダルシーの物語 (小学館文庫)

あたしの一生: 猫のダルシーの物語 (小学館文庫)

 

 猫のダルシーの視点で描かれているこの作品。

率直に申し上げますと私が初めてこの作品を読んだときは本当に、本当に感動しました・・・。

私の周りの友だちに勧めても「冗談抜きで感動した」とか「久しぶりに小説で泣いた」なんて声が多かったです。

 

詩的な表現も多く、作中の至る所で心に残る文章と出会えるはずです。

猫好きで本好きで、この本の持つ独特の世界観をまだ堪能なさっていないという方は是非この機会に読まれてみてください。

 

猫のダルシ―の視点で描く感動的な愛の物語 

「あたし」と「あたしの人間」の、出会いから「あたし」の死までの17年にわたる濃密な時間を、あくまで猫の視点で――けっして擬人化することなく――描いた稀有な物語。原著の素晴らしいイラストレーションも完全収録。江國香織のしなやかな日本語で送る猫本の傑作、待望の文庫化!

 

 

『 しずく』(光文社文庫)
しずく (光文社文庫)

しずく (光文社文庫)

 

 こちらも6つの物語が収録されている短編集です。

ひとつひとつのお話はあまり長くないので非常に読みやすいと思います。

笑える箇所も随所にあるのですが、物語の最後にはウルッと来てしまう短編集です。

 

恋人の娘を一日預かることになった私は、実は子供が嫌いだ。作り笑顔とご機嫌取りに汗だくになっても、ぎくしゃくするばかり…。ふたりのやり取りを、可笑しく、そして切なさをこめて描く「木蓮」。恋人同士が一緒に暮らしたことから出会った二匹の雌猫。彼女たちの喧嘩だらけの日々、そして別れを綴る表題作。ほか、日だまりのように温かい「女ふたり」の六つの物語。

 

 『ジェニィ』(新潮文庫)
ジェニィ (新潮文庫)

ジェニィ (新潮文庫)

 

 突然猫になってしまった少年のお話。

実際に多くの猫を飼っていた本作の作者ポール・ギャリコさんだからこそ描ける非常に細かい猫の描写には読み進める途中何度も驚かされました。

後世にまで語り継がれるであろう名作、一読の価値ありです!

 

 突然真っ白な猫になってしまったピーター少年は、大好きなばあやに、冷たい雨のそぼ降るロンドンの町へ放り出された。無情な人間たちに追われ、意地悪なボス猫にいじめられ――でも、やさしい雌猫ジェニィとめぐり会って、二匹の猫は恋と冒険の旅に出発した。猫好きな著者ギャリコが、一匹の雌猫に永遠の女性の姿を託して、猫好きな読者たちに贈る、すてきな大人の童話。

 

 

 最後に

今回は猫好きにはたまらない猫が出てくるおすすめの小説をご紹介して参りました。

猫に限らず時に動物は人に様々なことを教えてくれる存在だと思います。

今回ご紹介させていただいた作品は、どれも読んで後悔はなされないと思います。(猫好きならなおさら!笑)

私もこの記事を作成しながら、際限なき猫の魅力を再確認できたような気がします。(笑)

猫好きの方はもちろん心温まる物語がお好きな方の次の一冊選びにこの記事がお役に立てたなら幸いです( '▽')>

 

 

 

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