本と珈琲と雨の音

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ほっこりする!なんだか気持ちが楽になるおすすめ癒し系小説10選!

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『一生懸命、のんびりしよう。』

by 野比のび太ドラえもん 8巻より)

 

日常生活の中で「疲れたー」とついつい口にしてしまう方も多いのではないでしょうか。

毎朝のアラーム、満員電車、上司の小言、職場の人間関係、残業・・・

仕事関係だけでも疲れるポイントは挙げたらキリがありません( ; ^ ^)

「ちょっとでも良いから癒されたい~~!」という方のために今回は!

思わずほっこり!読めば気持ちが楽になるおすすめの癒し系小説をご紹介して参ります!

寝る前に読んでストレスをリセットしちゃいましょう!

 

 

 

 『癒し屋キリコの約束』(幻冬舎文庫)

癒し屋キリコの約束 (幻冬舎文庫)

癒し屋キリコの約束 (幻冬舎文庫)

 

いきなりタイトルに「癒し」って入ってますが。(笑)

主人公の霧子さんのキャラクターがミステリアスで自由で、とても魅力的です。

他にも個性豊かな人物も登場してきて楽しげなコミュニティがいくつも描かれていまっす。サクッと読むことも深読みすることも出来る秀逸な作品だと思います。

 ちょっと最近疲れたまってるから癒されたいなぁ~という方にはぜひ読んでいただきたいです。

 

 純喫茶「昭和堂」の店主・霧子は、美人なのに、ちょっとぐうたらな不思議系。でも、裏の「癒し屋」稼業では、依頼人のどんな悩みも奇想天外な手法で一発解消させる敏腕だ。ところが、そんな霧子にも悲しい過去が――。ある日、彼女宛てに届いた殺人予告。それをきっかけに、霧子は過去と向き合う勇気と未来への希望を取り戻していく。

 

 

『純喫茶トルンカ』(徳間文庫)

純喫茶トルンカ (徳間文庫)

純喫茶トルンカ (徳間文庫)

 

登場人物の温かい人柄によって物語全体が優しい雰囲気で包まれている、そんな作品です。

人間模様やストーリー展開が丁寧に描かれ、とても読みやすいなという印象を受けました。

また、 全く予期していなかったからか最初の1ページ目からすっかり心を奪われてしまいました!

 ほっと一息つくにはうってっつけの作品だと思います。

 

「純喫茶トルンカ」は美味しい珈琲が自慢のレトロな喫茶店。東京の下町にひっそり佇む店には、魔法をかけられたようなゆっくりとした時間が流れ、高校生の看板娘・立花雫の元気な声が響く。ある日バイトの修一と雫が店に出ていると、女性客が来店。突然「あなたと前世で恋人同士だったんです」と修一に語りだし…。孤独や悲しみを抱えた人々の心がやわらかくドリップされていく…。ほろ苦くも心あたたまる物語。

 

 

 

『BAR追分』(ハルキ文庫)

BAR追分 (ハルキ文庫)

BAR追分 (ハルキ文庫)

 

 この作品は登場人物ひとりひとりのキャラクターが個性豊かでぬくもりがあって、とても魅力的という点もおすすめポイントではあるのですが、なんといっても出てくる料理がおいしそう!(笑)

なんで文字だけなのにこんなに美味しそうに頭に浮かんでくるんだろう・・・。

作者さんの料理の描写に脱帽です・・・!

この店に集まる人々が織りなす世界を見守るだけで癒されます。

 

新宿三丁目交差点近く―かつて新宿追分と呼ばれた街の「ねこみち横丁」の奥に、その店はある。そこは、道が左右に分かれる、まさに追分だ。BAR追分。昼は「バール追分」でコーヒーやカレーなどの定食を、夜は「バー追分」で本格的なカクテルや、ハンバーグサンドなど魅惑的なおつまみを供する。人生の分岐点で、人々が立ち止まる場所。昼は笑顔かかわいらしい女店主が、夜は白髪のバーテンダーがもてなす新店、二つの名前と顔でいよいよオープン!

 

『東京すみっこごはん』(光文社文庫)

東京すみっこごはん (光文社文庫)

東京すみっこごはん (光文社文庫)

 

 「あぁ、こんな場所に通いたい・・・。」

思わずそんなことを考えてしまう作品です。

人と人との繋がりの温かさを感じることができ、最近しんどいな感じてる人やちょっとひと休みしたいと思ってる人におすすめです。

 

商店街の脇道に佇む古ぼけた一軒屋は、年齢も職業も異なる人々が集い、手作りの料理を共に食べる“共同台所”だった。イジメに悩む女子高生、婚活に励むOL、人生を見失ったタイ人、妻への秘密を抱えたアラ還。ワケありの人々が巻き起こすドラマを通して明らかになる“すみっこごはん”の秘密とは!?美味しい家庭料理と人々の温かな交流が心をときほぐす連作小説!

 

 

まぼろしのパン屋』(徳間文庫)

まぼろしのパン屋 (徳間文庫)

まぼろしのパン屋 (徳間文庫)

 

ストーリーはポンポンとテンポよく展開していくなぁという印象なのですが、人間味あふれる登場人物たちのおかげか全体的にほんわかした雰囲気を保っています。

主人公が一般的なサラリーマンなので勤め方が自分と重なる!という方はスラスラはよりスラスラと読めてしまうと思います。

 

朝から妻に小言を言われ、満員電車の席とり合戦に力を使い果たす高橋は、どこにでもいるサラリーマン。しかし会社の開発事業が頓挫して責任者が左遷され、ところてん式に出世。何が議題かもわからない会議に出席する日々が始まった。そんなある日、見知らぬ老女にパンをもらったことから人生が動き出し…。他、神戸の焼肉、姫路おでんなど食べ物をめぐる、ちょっと不思議な物語三篇。

 

 

『マラン・マラン 二十三時の夜食カフェ』(中央公論新社)

マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ

 

 現在、悩みを抱えていたり、日々頑張ることに疲れていたりする人には是非読んでいただきたい一冊です。

このカフェに集まる人々の物語に触れれば、きっと自分には自分のペースがあって良いんだと気づける、そんな心がふんわり軽くなる作品だと思います。

 

 ある町の路地裏に元超エリートのイケメン、今はドラッグクイーンが営むお店がある。

そこには様々な悩みをもつ人が集まってきて?

 

 

『木曜日にはココアを』(宝島社)

木曜日にはココアを

木曜日にはココアを

 

 12の物語が繋がって出来上がる心温まるストーリー。

ある人にはその人なりの物語があり、その個々の物語は全て繋がっている。

現代日本の社会で生きながらどこか孤独感を感じている人も多いと思いますが、人は必ずどこかで誰かと繋がっているんだと教えてくれる素敵な作品です。

 

 僕が働いている喫茶店。必ず木曜日にきて、いつも同じ席で手紙を書く女性がいる。
そして、頼むのは、決まってココア。僕は、その女性を「ココアさん」と密かに呼んでいる。 
ある木曜日。ココアさんはいつものようにやってきたのだが、どこか様子が違い……。
色とりどりのストーリーが深く交わっていく、ハートフルストーリー。

 

 

『きみと暮らせば』(徳間文庫)

きみと暮らせば (徳間文庫)

きみと暮らせば (徳間文庫)

 

 この作品はこれまで紹介させていただいた作品と比べるとやや設定がシリアスですが、ストーリー展開としてはほのぼの感満載でとても癒されると思います。

家族」や「幸せ」をテーマに描かれるストーリーからは自分の幸せについて自然と考えさせられます。

登場人物たちの相手を思いやる気持ちが読む人の心を温めてくれる、そんな作品です。

 

十年前、陽一の母とユカリの父が結婚し、二人は兄妹になったが、五年前に両親は他界。中三のユカリは義母のレシピ帳を参考に料理し、陽一は仕事で生活費を稼ぎ、支えあいながらの二人暮らし。ある日、庭先に猫が現れる。二人は猫を飼い主らしき人へ届けに行くのだが―。のんびり屋の兄と、しっかり者の妹が織りなす、陽の光差すような、猫もまどろむほのぼのあったかストーリー。

 

 

『虹の岬の喫茶店』(幻冬舎文庫)

虹の岬の喫茶店 (幻冬舎文庫)

虹の岬の喫茶店 (幻冬舎文庫)

 

 自然体な文章が読む人の胸にストンと落ちる。

飾らすぎない表現や登場人物たちの素直な生き方に触れていると気づけば入りすぎていた肩の力を抜くことができます。

頑張ることに疲れたらぜひ読んでいただきたい一冊です!

 

 小さな岬の先端にある喫茶店。そこには美味しいコーヒーと、お客さんの人生に寄り添う音楽を選曲してくれるおばあさんがいた。彼女は一人で店を切り盛りしながら、時折海を眺め何かを待ち続けていた。その店に引き寄せられるように集まる、心に傷を抱えた人々――彼らの人生は、その店との出逢いで、変化し始める。疲れた心に寄り添う、癒し小説。

 

 

『食堂のおばちゃん』(ハルキ文庫) 

食堂のおばちゃん (ハルキ文庫)

食堂のおばちゃん (ハルキ文庫)

 

 とある食堂を舞台にそこに集まる人々とのほのぼのとした交流を描いたハートフルストーリー。

手料理だけが持つ温かみを感じることができる物語で、読み終わったら近くの食堂に走り出したくなるようです。

笑える箇所もところどころにありますが、最後は感動できるストーリー展開で最後まで飽きさせない作品です!

 

ここは佃の大通りに面した「はじめ食堂」。
昼は定食屋、夜は居酒屋を兼ねており、姑の一子と嫁の二三が仲良く店を切り盛りをしている。
夫婦のすれ違い、跡とり問題、仕事の悩み……いろいろ大変なこともあるけれど、
財布に優しい「はじめ食堂」で、美味しい料理を頂けば明日の元気がわいてくる! 
元・食堂のおばちゃんが描く、涙あり、笑いありの心温まる物語。

 

最後に

今回「気持ちが楽になる癒し系小説」をご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか。

日々仕事に追われていると知らず知らずのうちに疲れがたまってしまっているものですよね・・・。

そんなときはちょっとひと休みしてほっこり癒される本なんか開いてみてはいかがでしょうか。

今回の記事がみなさんの次の一冊を選ぶ参考になれば幸いです( '▽')>

 

 

 

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