本と珈琲と雨の音

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これは泣く!感動必至の切なすぎるおすすめ小説8選!

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愛する人の欠点を愛することのできない者は、
真に愛しているとは言えない。』byゲーテ(劇作家)

 

今回ご紹介する作品の結末は必ずしもハッピーなものばかりではないかもしれないけれど、そんな物語は私が今どれだけ幸せかこれから何をすべきか考えさせてくれる機会をくれます。

だからこそ、私は感動する物語を読むのだなぁと思います。

 

というわけで!今回は思わず涙してしまう感動必至のおすすめ小説を厳選ご紹介していきたいともいます!ぜひ参考になさっていいただけたら嬉しい限りです( '▽')>

 

 

 

『それは桜のような恋だった』(双葉文庫)
それは桜のような恋だった (双葉文庫)

それは桜のような恋だった (双葉文庫)

 

 春が嫌いな「僕」が春休み、一人の女性に出会った。

 

とある青年ととある女性の出会いと別れを描いた物語。

表紙のイラストから受ける綺麗な印象はそのまま物語全体を通して感じられますし、作風も読む人をや優しい気持ちにさせてしまう、そんな不思議な作品です。

京都の街並みや和菓子も描写も巧みで文字から情景がどんどん思い浮かんでくるようでした。

京都が舞台!という点も私は個人的に好きでしたね。(笑)

 

僕は春がきらいだ。春になると、
僕の前からサッカーボールや自転車が消えて、みんなに気味悪がられた。
大学2年生の春休み、叔父の和菓子屋でバイトをするために来た京都で、
僕は雪さんという女性と出会った。僕は、どんどん彼女に惹かれていった。
春が終わっても会いたい、と思った。でも彼女は、桜の木の下で……消えた。
彼女はなぜ、僕の前に現れたのか――その結末に涙が止まらない、
奇跡のラブストーリー。

 

 

『時は止まったふりをして』(新潮文庫nex)
時は止まったふりをして (新潮文庫nex)

時は止まったふりをして (新潮文庫nex)

 

人はいつからか、子供から大人になっている。

ちょっと前まで中学生、高校生だったはずなのに、いつも間にか忘れてしまっていた感情がある。

この作品では、そんな誰もが大人になった日々の生活の中で忘れてしまいがちなあの頃の感情を思い出させてくれる、そんな物語です。

 

高校の文化祭、一緒に見た夕焼け、秘密の写真…。私が見つめる大好きな人は、いつも別の人を見ていた。十二年の歳月を経て、同窓会で再会した彼のもとに、届くはずのないフイルムが届いた。「ねえ知葉くん、いつかまた話せたら、私のこと好きだったのか、教えてほしい」―秘密を抱えたまま大人になった私たちの、止まっていた時がいま動き出す。温かい涙が零れる青春恋愛ミステリ。

 

 

『ぼくときみの半径にだけ届く魔法』(幻冬舎)
ぼくときみの半径にだけ届く魔法

ぼくときみの半径にだけ届く魔法

 

 『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の七月隆文が贈る感動必至のラブストーリー。

七月隆文さんの作品、私は大好きなんですよねぇ。

心理描写や言葉選びが素晴らしく、私個人としてはどの作品も物語全体から「美しい」や「純白」といった印象を受けますね。

分かりやすいストーリー展開なのでどんどん読めちゃうと思うので今回の作品一気読みしたい方にはおすすめですよ!

 

売れない若手カメラマンの仁はある日、窓辺に立つ美しい少女を偶然撮影する。少女の名は陽。難病で家から出られない彼女は、白い部屋の壁に風景の写真を映して眺める日々を送っていた。「外の写真を撮ってきて頂けませんか?」陽の依頼を受け、仁は様々な景色を撮って届けることになる。それは運命の出会い。ふたりの人生が奇跡のように変わり始める瞬間だった―。光で描く、心震えるラブストーリー。

 

 

『夜空の呪いに色はない』(新潮文庫nex)
夜空の呪いに色はない (新潮文庫nex)

夜空の呪いに色はない (新潮文庫nex)

 

「かつて子どもだったすべての大人たちへ」というキャッチコピーから分かる通り、人が大人になるにつれて色々なものを自然と失っていくものですが、この作品はそんな私たちに子供の頃の「純粋さ」や「感動する心」の大切さを思い出させてくれます。

読み進める中で作中の登場人物の発言に自分自身のことについて考えさせられハッとさせられることも多かったです。

切なさと純粋さ満点の青春ミステリ、一読の価値ありです!

 

郵便配達人・時任は、階段島での生活を気に入っていた。手紙を受け取り、カブに乗って、届ける。七草や堀を応援しつつも、積極的に島の問題には関わらない。だが一方で、彼女は心の奥底に、ある傷を抱えていた…。大地を現実に戻すべく、決意を固める真辺。突き刺さるトクメ先生の言葉。魔女の呪いとは何か。大人になる中で僕らは何を失うのか。心を穿つ青春ミステリ。

 

 

『優しい死神の飼い方』(光文社文庫)
優しい死神の飼い方 (光文社文庫)

優しい死神の飼い方 (光文社文庫)

 

 犬の姿をした死神・レオが死が間近に迫りつつこの世に未練を残す人間たちを救っていくため奮闘するハートフルミステリー。

生きている以上「死」からは逃れられませんが、日々何事もなく生活していると自分がいつかは死ぬんだ、なんて現実味湧かないものですよね。

でも、私ももし明日死んじゃうのだったらまだやり残したこといっぱいあるなぁ、なんて思いますね・・・。

死に直面した人間と犬の姿をした優しい死神とが織りなす本当に優しくなれる温かいミステリー作品です。

 

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷…もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。洋館で起きた殺人事件。色彩を失った画家。死に直面する人間を未練から救うため、患者たちの過去の謎を解き明かしていくレオ。しかし、彼の行動は、現在のホスピスに思わぬ危機を引き起こしていた―。天然キャラの死神の奮闘と人間との交流に、心温まるハートフルミステリー。

 

 

『僕は何度でも、きみに初めての恋をする。』(スターツ出版文庫)

この作品は泣けると評判なので読んでみました。

正直に申し上げますと結構泣けちゃいましたね。(笑)

家族・友達・大切な恋人

自分の周りの人のことを考えさせられるきっかけになるかもしれない一冊だと思います。

 

両親の不仲に悩む高1女子のセイは、ある日、カメラを構えた少年ハナに写真を撮られる。優しく不思議な雰囲気のハナに惹かれ、以来セイは毎日のように会いに行くが、実は彼の記憶が1日しかもたないことを知る―。それぞれが抱える痛みや苦しみを分かち合っていくふたり。しかし、逃れられない過酷な現実が待ち受けていて…。優しさに満ち溢れたストーリーに涙が止まらない!

 

 

『神様の願いごと』(スターツ出版文庫)
神様の願いごと (スターツ出版文庫)

神様の願いごと (スターツ出版文庫)

 

 無気力な高校2年生・千世が雨宿りした神社で美しい男と出会う。

その男はこの神社の神様だった。

 

結構ファンタジー要素の強い設定の作品だなぁと思いましたが、私も高校生の頃は自分の将来に対して不安を持っていましたし、日々を意気揚々と過ごせていたわけではないので主人公の女の子に自然と感情移入できました。

中高生の時、いろんなことにやる気が起きなくてなんとなく毎日を過ごしちゃった経験ある方多いと思いますが、そんな方こそ是非一度読んでいただきたい作品です。

 

夢もなく将来への希望もない高2の七槻千世。ある日の学校帰り、雨宿りに足を踏み入れた神社で、千世は人並外れた美しい男と出会う。彼の名は常葉。この神社の神様だという。無気力に毎日を生きる千世に、常葉は「夢が見つかるまで、この神社の仕事を手伝うこと」を命じる。その日を境に人々の喜びや悲しみに触れていく千世は、やがて人生で大切なものを手にするが、一方で常葉には思いもよらぬ未来が迫っていた―。沖田円が描く、最高に心温まる物語。

 

 

『天国までの49日間』(スターツ出版文庫)
天国までの49日間 (スターツ出版文庫)

天国までの49日間 (スターツ出版文庫)

 

 14歳という人生で最も不安定と言っても過言ではない時期の少女が主人公となるこの作品ですが、なんとその少女が死んでしまうという衝撃的な展開で幕を開けます。

死者となってはじめて自分の想いに気づく少女がこの世にとどまった49日間を描いた物語。

命の重みや人生を考えさせられる魂が震える一冊です。

 

14歳の折原安音は、クラスメイトからのいじめを苦に飛び降り自殺を図る。死んだ直後に目覚めると、そこには天使が現れ、天国に行くか地獄に行くか、49日の間に自分で決めるように言い渡される。幽霊となった安音は、霊感の強い同級生・榊洋人の家に転がり込み、共に過ごすうちに、死んで初めて、自分の本当の想いに気づく。一方で、安音をいじめていたメンバーも次々謎の事故に巻き込まれ―。これはひとりの少女の死から始まる、心震える命の物語。死んで初めて辿り着いた真実とは―。思いもよらない圧巻のラストに号泣!

 

 

最後に

 今回は思わず涙してしまうような感動必至のおすすめ作品をご紹介して参りました。

今回ご紹介させていただいた作品はハッピーエンドばかりではないですが、自分の周りにいてくれる人や家族・友達・恋人について考える機会になったり、人生についてハッとする気づきがあったりと読む価値のある作品ばかりだと思います。

 今回の記事がみなさまの次の一冊を選ぶ際の参考になれば幸いです( '▽')>

 

 

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