本と珈琲と雨の音

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こんなん絶対泣く!切なくも感動するおすすめ小説5選!

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ですね・・・。

日本の四季の中で最も高い気温を誇る「夏」。

外は照りつける太陽と大音響スピーカーをも連想させるセミの声、地面を打ち付ける夕立に、肌で湿度を感じる熱帯夜・・・。

 

でも、夏は青春の季節!!

青春とは時に熱く、時に切なく、思い返せばいつだって美しいものです。

というわけで今回は夏に読むのにぴったりな切なくも感動するおすすめ小説を厳選してご紹介いたします!

 

 

 

『プシュケの涙』(メディアワークス文庫)
プシュケの涙 (メディアワークス文庫)

プシュケの涙 (メディアワークス文庫)

 

これは、、、本当に切ないです・・・。(涙)

作者さんのストーリー構成に脱帽です!

物語全体を通して切なさが充満しています。

ただ、読み進めていく中で切なさを感じながらも、なぜか読者は笑顔になったり楽しさを感じちゃったりするのがなんとも不思議・・・。

そして、小説内に2枚の挿絵があるのですが、読み終えた後にその挿絵の本当の意味が分かってしまうんです。

絶対にもう一度読み返してみたくなる作品です。

 

夏休み、一人の少女が校舎の四階から飛び降りて自殺した。彼女はなぜそんなことをしたのか?その謎を探るため、二人の少年が動き始めた。一人は、飛び降りるまさにその瞬間を目撃した榎戸川。うまくいかないことばかりで鬱々としている受験生。もう一人は“変人”由良。何を考えているかよく分からない…。そんな二人が導き出した真実は、残酷なまでに切なく、身を滅ぼすほどに愛しい。

 

『 タイムカプセル浪漫飛行』(メディアワークス文庫)
タイムカプセル浪漫紀行 (メディアワークス文庫)

タイムカプセル浪漫紀行 (メディアワークス文庫)

 

10年前・・・

幼馴染・明日香が死んだ。

大好きだった幼馴染とも死に別れ、考古学者になるという夢も砕かれ、失意の日々をすごす英一の前に現れたのは、死んだはずの明日香だった・・・!

幼い頃、二人で遊びで埋めたタイムカプセル。突然現れた明日香に困惑しつつも英一は明日香とともにタイムカプセルを探しに旅に出る。

そんなふたりに訪れる息が止まるくらい切なく、そして美しい結末とは・・・。

 

誰もが心の奥底に持っている子供の頃の記憶。

子供だからといって友達が多い人ばかりじゃないけど、

大好きな友達とただ純粋に思いっきり遊ぶことは何よりも楽しく、幸せだったはずです。そんな子供の頃の思い出と気持ちを思い出させてくれる物語です。

「探しに行こうよ、タイムカプセル!」考古学者である父の「遺跡ねつ造」事件で、同じ考古学者となる夢を砕かれた青年・英一。失意の日々を過ごす彼の前に現れたのは、10年前に亡くなった幼馴染の少女・明日香だった。驚く英一をよそに、明日香は10年前と同じ屈託のない笑顔で話しかけてくる。彼女は幽霊なのか。それともよく似た他人なのか。困惑しつつも英一は、明日香と共に「タイムカプセル探し」の旅に出るが―。

 

 

『倫敦幽霊バラッド(ロンドンゴーストバラッド)』
倫敦幽霊バラッド (メディアワークス文庫)

倫敦幽霊バラッド (メディアワークス文庫)

 

ロンドンの街並みに青い着物を着た少女、しかも幽霊。

ん~~、なんともミスマッチに思える組み合わせですが、これがなんと読んでいくうちに引き込まれていきます。

主人公・朝倉柊二郎と幽霊・青い着物の少女の不思議な出会いから始まり、この幽霊少女を成仏させるため朝倉は彼女がこの世に置き忘れてきた”心残り”を探すため立ち上がる!

物語終盤、長い時間軸を越え物語全体を包んでいた最大の謎が一気に解ける・・・そして涙なしでは読み終えることができないほどの切ない結末が・・・。

僕は朝倉柊二郎。実は僕、昔から幽霊に悩まされていてね。だから家族から「ロンドンには幽霊がいない」と言われて、二十世紀になったばかりのロンドンに、たった一人でやってきたんだ。
だけど街は幽霊だらけじゃないか! 騙された!!
気落ちして街を歩いていると、鮮やかな青の着物に身を包んだ少女を見つける。ああ、幽霊だ……。でも、いつもなら目を逸らすのに、なぜか彼女から目が離せなかった。
これが、僕を変えることになる少女との出会い――。

 

サマー/タイム/トラベラー⑴』(ハヤカワ文庫JA)
サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

サマー/タイム/トラベラー (1) (ハヤカワ文庫JA)

 

夏休み、ぼくの幼馴染の悠有は時を超えて未来へ行った・・・、3秒間。

たったの3秒間の時間移動から始まったSF青春ストーリー。

 

みんなが憧れる青春をそのまま物語にしちゃったような雰囲気100点のストーリー。

タイムトラベル × 青春

いやぁ~、たまりませんね・・・。

あの奇妙な夏、未来に見放されたぼくらの町・辺里で、幼馴染みの悠有は初めて時空を跳んだ―たった3秒だけ未来へ。「お山」のお嬢様学校に幽閉された響子の号令一下、コージンと涼とぼく、そして悠有の高校生5人組は、「時空間跳躍少女開発プロジェクト」を開始した。無数の時間SFを分析し、県道での跳躍実験に夢中になったあの夏―けれど、それが悠有と過ごす最後の夏になろうとは、ぼくには知るよしもなかった。

 

『放課後美術室』(スターツ出版文庫)
放課後美術室 (スターツ出版文庫)

放課後美術室 (スターツ出版文庫)

 

 新高校一年生として新生活をスタートした沙希だったが、彼女には悩みがあった。

それは「私には”色”がない」ということだった。

 

自分の意思を表に出さず、母に言われるがまま勉強に精を出す。

でも、沙希は中学時代にとある一枚の”絵”に心を奪われ、一瞬でその絵を描いた顔も知らぬ人のファンとなっていた。

断り切れず仮入部した美術部、放課後の美術室で出会ったその先輩は・・・。

 

自分には何もないって悩んだ時期ってありますよねぇ。

この物語は10代の頃に多くの人が抱いたあの悶々とした気持ちを見事に物語中に落とし込んでいて、自分の記憶と共にストーリーに引き込まれていきます!

伝えたい想い、伝わらない想い・・・、でもこの物語の結末には誰もが救われることでしょう・・・。

 

「私には色がない―」高校に入学した沙希は、母に言われるがまま勉強漬けの毎日を送っていた。そんな中、中学の時に見た絵に心奪われ、ファンになった“桐谷遙”という先輩を探しに美術室へ行くと、チャラく、つかみどころのない男がいた。沙希は母に内緒で美術部に仮入部するが、やがて彼こそが“桐谷遙”だと知って―。出会ったことで、ゆっくりと変わっていく沙希と遙。この恋に、きっと誰もが救われる。

 

最後に

今回は切なくも感動する結末を迎えるおすすめの小説をご紹介して参りました。

ご紹介した作品はハッピーエンドばかりとは言えませんが、読む方に大切なものを思い出させてくれたり、自分が幸せであることを気づかせてくれたりと読んで後悔なさることはない作品ばかりです。

この記事が感動する小説をお探しの方の本選びの参考になれば幸いです( '▽')/

 

 

 

 

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