本と珈琲と雨の音

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どんでん返しが面白い!あなたも絶対騙されるミステリー小説5選!

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「どんでん返し」・・・。

 

良い響きですね。ミステリー小説をこよなく愛する私にとってこの言葉には「是非その本を読んでみたい!!」っと否が応でも読書の欲求が掻き立てられます!

どんでん返しでしか味わえない驚き・衝撃はまさに中毒性すら感じられるものです・・・。

 

そこで今回は、思わずあっと驚く巧みなどんでん返しが用意された5作品を

ご紹介して参ります。

みなさまの次の一冊を選ぶ参考となれば幸いです。

 

 

 『ロートレック荘事件』(新潮文庫)

ロートレック荘事件 (新潮文庫)

ロートレック荘事件 (新潮文庫)

 

 この作品は、叙述トリック(読者の先入観や思い込みを利用し、一部の描写をわざと伏せたり曖昧にぼかしたりすることで、作者が読者に対してミスリード仕掛ける文学的トリック)の先駆けとも呼ばれる作品で、緻密な仕掛けが物語のあらゆるところに巧みに仕込まれています。

その精密な仕掛けとメリハリのある物語構成は読む者を物語の世界に引き込み、必ず欺くことでしょう。

 

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが……。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か? アリバイを持たぬ者は? 動機は? 推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー。

 

 

『星降り山荘の殺人』(講談社文庫)

星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

 

雪降る夜、交通が遮断され陸の孤島と化した山荘を舞台に連続殺人事件が起こります。

逃げ場などどこにもない環境での連続殺人事件。押し寄せる緊迫感・疑心暗鬼に陥る登場人物たち。最後までスリル満点です・・・!

 

そして物語終盤、誰もが驚愕のどんでん返しが待ち受ける!

 

雪に閉ざされた山荘。ある夜、そこに集められたUFO研究家、スターウォッチャー、売れっ子女流作家など、一癖も二癖もある人物たち。交通が遮断され、電気も電話も通じていない陸の孤島で次々と起きる殺人事件…。果たして犯人は誰なのか!?

 

 

『眠りの牢獄』(講談社文庫)

眠りの牢獄 (講談社文庫)

眠りの牢獄 (講談社文庫)

 

 この作品はこの本を手に取り表紙を見た時点から99%すでに作者のトリックにハマってしまっています・・・。

読者の予想のはるか上を行くストーリー展開、緻密に仕組まれたトリックの数々は読む者を華麗に欺きます。そして、推理のしようもないまま迎える物語終盤、急激なまでに加速していくストーリー展開と完璧な種明かし。

ミステリー小説界の名作との呼び声高いこの物語、是非じっくりと読んでいただきたいです!

階段から落ちて昏睡状態になってしまった女性をめぐり集められた3人の青年。3人は核シェルターに閉じ込められ、そこから出る条件は彼女を突き落としたのは誰なのか告白することだった。同時に外では完全犯罪の計画がメール交換で進行。ラストで明らかになるあまりにも異常な「切断の理由」。そして……!! 

 

 

『マリネットの罠』(文春文庫)

新装版 マリオネットの罠 (文春文庫)

新装版 マリオネットの罠 (文春文庫)

 

 この作品は本格ミステリー作品の中では読者に読みやすく仕上げられた作品だと思います!ストーリー展開が分かりやすく、物語の世界にスムーズに入っていけます。

作中に盛り上がる場面が随所に設けられていて、読者を飽きさせない物語構成になっているなという印象です。

広大で怪しげな洋館・隔離された精神病棟・光の届かない地下の牢獄。設定からしてもはや読み始めたら引き込まれざるをえないですね。(笑)

 

フランス留学から帰国した上田修一は、恩師の紹介でフランス語の家庭教師の口を得る。3カ月間住み込みで報酬は100万円、教える相手は広大な敷地に洋館を構える峯岸家の美人姉妹だ。ある日修一は洋館の地下にある牢獄を見つけ、幽閉されている3女・雅子と出会う。ガラスのように脆い神経をもった美少女を助けだそうとするが、それは新たなる連続殺人の始まりだった・・・! 

 

 

カササギの計略』(宝島社文庫)

カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

カササギの計略 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

 

宝島社が主催する 「このミステリーがすごい!大賞」受賞作品です!

この作品は描写が分かりやすくスラスラ読めちゃいます。ただストーリーはしっかりと構成されていて、物語が進むにつれて加速しながら展開していき、そして最後には大どんでん返しが待ち構えています。結末を知ると「そうか!あの場面もあのセリフも伏線だったのか・・・!!」っと悔しいやら、楽しいやらなんとも言えない感情に襲われます。(笑)

どんでん返しと分かっていても、必ずダマされる。そんなしっかりと作り込まれたストーリーを是非ご堪能ください。

 

僕が大学とバイトを終えてアパートに帰宅すると、部屋の前に見知らぬ美女がしゃがみこんでいた。
女は華子と名乗り、かつて交わした約束のために会いに来たと告げる。
僕にそんな約束をした記憶はないものの、それからなし崩し的に彼女と同棲生活を送ることに。
次第に華子へ魅かれていく僕であったが、彼女は難病に侵され、あとわずかな命だという。
ともに過ごす時間を大切にする二人。しかし、彼女にはまだ隠された秘密があった――。

 

最後に

今回は強烈などんでん返しが待ち受けるおすすめミステリー小説をご紹介させていただきました。

私自身もご紹介させていただいた作品を初めて読んだ際には、「まさかあれは伏線だったのか・・・!」と物語終盤は驚きっぱなしでした。(笑)

ミステリー作品がお好きな方にはぜひ一度読んでいただきたい作品ばかりです。

この記事が皆さまの次の本選びのお役に立てれば幸いです( '▽')/

 

 

 

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